「カメムシ大量発生は寒くなる前兆」という言い伝え

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「カメムシ大量発生は寒くなる前兆」という言い伝えを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

秋になると、カメムシが大量発生することがあります。

この現象はその年の冬が寒くなる前兆であるとか大雪になるいう言い伝えがありますが、これは本当なのでしょうか?

今回はカメムシ大量発生と寒さの関係について、科学的な根拠に基づいて調べてみました。

この記事を読むことで、カメムシ大量発生の噂の真相がわかります。

カメムシ大量発生は寒くなる前兆?

雪景色

「カメムシ大量発生は寒くなる前兆」という言い伝えがありますが、結論から言うとこの言い伝えには科学的な根拠はありません。

カメムシは暖かい環境を好む昆虫です。

秋になると気温が下がり始めると、暖かい場所を求めて家の中に侵入することがあります。

あの独特なにおい、手に付いたときは洗ってもなかなか取れなくて困りますよね。

洗濯物も洗い直さなくてはなりません。

本当に厄介です。

カメムシは自分の放ったにおいでショック死することもあるそうです。

それほど強烈なにおいなのです(>_<)

そんなカメムシですが、寒さに弱いため冬になると活動を停止します。

そのためカメムシが大量発生すると寒くなるという言い伝えは、秋にカメムシが大量発生し、いなくなった頃寒くなるので冬に寒くなるという現象を結びつけたものと考えられます。

でもカメムシの大量発生と冬の気温には直接的な関係はありません。

実際に、カメムシが大量発生した年でも、冬の気温が例年と変わらなかった例は少なくありません。

また、カメムシが大量発生しなかった年でも、冬の気温が例年よりも低かった例もあります。

というわけで、カメムシが大量発生すると寒くなるという言い伝えは単なる迷信であると考えられます。

カメムシが多いと雪の降る確率が高くなるか、大雪対策は必要かについても調べたのでよかったらご覧くださいね。

カメムシが多いと冬の雪が多い?

同じように、「カリマキが高いところに卵を産むと、その冬は雪が多い」という話もありますね。

カマキリが雪を気にするように、高い場所に卵を産むなんて、なかなか賢いと思いませんか?

しかし、結論としては、

  • カメムシやカマキリが天気や気候を先読みしているわけではない
  • これらの虫の行動と気象との関連に科学的な証明は見当たらない

いろいろな研究が行われていますが、カメムシの行動と気候の間に直接的な関係があるわけではないようです。

では、カメムシが多いと冬の大雪が心配… こちらもカメムシが多い年の冬に雪が多いわけではないようです。

カメムシが多いからと冬に特別な雪対策をする必要はなさそうです。

「カメムシが多いと雪多い」ということわざもありますが、ただの言い伝えで関係ないようです。

カメムシの大量発生は暖冬のしるし?

過去にカメムシが大量発生した年が暖冬だったこともあります。

しかし、カメムシの発生量をもとに冬の天候を推測するのは難しそうです。

もしカメムシが気候変動に敏感であるなら、むしろ台風の影響が大きいでしょう。

森や野原に生息するカメムシが、台風の風に煽られて、快適な場所を探して住宅地にやってくるのです。

台風の強度が大きいほど、カメムシが現れる量も変動します。

また、スギやヒノキの花粉が盛んに飛ぶ時期には、カメムシの活動が活発化します。

カメムシの若虫はこれらの花粉を主食としており、十分な食料があると、繁殖のペースも上がるようです。

カメムシの大量発生と気候との関連性よりも、先行する要因が影響しているのかもしれませんね。

カメムシ注意報が出るほどカメムシ大量発生に悩まされていますが、この状況はいつまで続くのでしょうか?

予想をまとめたのでよかったらご覧くださいね。

カメムシ大量発生の原因と寒さの関係は?

それでも「カメムシ大量発生は寒くなる前兆?」という言い伝えが気になるので、カメムシ大量発生と寒さの関係について科学的な根拠を検証してみました。

カメムシ大量発生の原因

カメムシが大量発生する原因は、以下の2つが考えられます。

暖かい環境を求めて

カメムシは暖かい環境を好むため、秋になり気温が下がり始めると暖かい場所を求めて家の中に侵入することがあります。

集団で移動するため大量発生にもつながります。

日中、外で干した洗濯物にくっついてくることもしばしば。

家の中では、畳やカーペット、家電製品の裏側などの暖かい場所に集まり、そのまま越冬することもあります。

秋に増える食料

カメムシは植物の汁を吸って生きています。

秋になると植物の汁が増えてカメムシの餌が増えるため、カメムシの数が増えることがあります。

また冬眠のため、餌を求めて集団行動が活発になると言われています。

カメムシと寒さの関係

カメムシは寒さに弱いので冬になると活動を停止します。

冬になるとカメムシを見かけなくなるのはこのためですね。

でもこれはカメムシが死んだわけではなく冬眠しているだけです。

秋になるとサッシの隙間や簾の裏などでじっとしているカメムシをよく見かけます。

春になって気温が上がると、成虫のまま冬眠から覚めたカメムシは活動を再開します。

カメムシはなかなか強いですね。

 

カメムシの駆除にコーヒーが使えるって知ってますか?

カメムシの駆除にお困りなら、

カメムシの殺虫剤はどこに売ってる?寄せ付けない スプレーのおすすめは?という記事もご覧くださいね。

まとめ

カメムシ

「カメムシ大量発生は寒くなる前兆」とか「大雪になる」いう言い伝えは、古くから言い伝えられてきました。

しかし、カメムシ大量発生と寒さの関係には科学的な根拠がないことから単なる迷信であると考えられます。

昔の知恵や伝承には確かに根拠があるものも多いですが、カメムシの場合は少し違うかもしれませんね。

カメムシ自体、寒いのは苦手な生き物です。

カメムシは暖かい環境を求めて、または秋に増える食料のために大量発生します。

カメムシのことが少しわかったので、暖かい場所をなくしたり、カメムシの餌になる植物を減らしたりなどの対策をしながら大量発生を防ぎましょう。

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