冬の到来は、雪深い地域のドライバーにとって年間行事となる課題をもたらします。
この課題とは、雪が降った際に車のワイパーを上げるか否かという問題です。
ワイパーを立てる意味なんてない、という意見も。
雪の日にワイパーを上げるべき理由と、立てない方がいい場合の理由を調べました。
最良の決断をするための情報を提供します。
目次
雪の日にワイパーを立てる意味ない？立てない方がいい？
冬の時期、特に雪の多い地域やスキーリゾートなどで目にする光景があります。
それは、駐車された車のワイパーが上げられている姿です。
この行動の背後にはどのような意味があるのでしょうか？
もし立てる意味もないのにやっているのならやらなくていいですよね。
そして、実際に雪の日にワイパーを上げるべきか、それとも立てない方がいいのかについて詳しく見ていきましょう。
雪の日でもワイパーを立てない方がいい場合とその理由
一部の専門家は、実はワイパーを立てておくと、降り積もった雪によってワイパーが折れる可能性があると指摘しています。
特に重い雪が予想される場合や、ワイパーブレードが既に凍り付いている状態では、ワイパーを立てない方が賢明かもしれません。
雪が降った日に車のワイパーを立てない方がいい場合について詳しく説明します。
濡れた雪や氷の危険
雪が濡れていたり氷が付いている場合にワイパーを上げた状態で凍結すると、ワイパーブレードが損傷するリスクがあります。これは、ブレードが氷にくっついてしまうための損傷です。
ワイパーモーターへの負荷
重い雪の下でワイパーを動かすと、ワイパーモーターに過大な負荷がかかり、故障の原因になることがあります。
ワイパーの位置
車種によっては、ワイパーが特定の位置になければ、フードを開けることができない場合があります。
このような車ではワイパーを上げておくとフードを開ける際に問題を引き起こすことがあります。
これらのリスクを考慮すると、雪や氷が予想される場合は、ワイパーブレードがガラスに凍り付くのを防ぐためにワイパーを上げておくのが一般的です。
ワイパーゴムの劣化も心配されます。
したがって、最終的な判断は、その時の状況や車の条件によって異なります。
雪の日はワイパーを立てたほうがいい場合とその理由
一方で、雪の日は基本的にワイパーを上げた方が良いとされています。
その主な理由は、ワイパーゴムとガラスの凍結を防ぐことです。
さらに、フロントガラスに積もった雪を掻き出す際に、ワイパーが邪魔にならないようにするためにも有効です。
雪の日に車のワイパーを上げるべき場合について詳しく説明します。
ワイパーとフロントガラスの凍結を防ぐ
雪が降ると、ワイパーとフロントガラスの間に雪が積もり、それが凍結するとワイパーゴムがガラスに張り付くことがあります。ワイパーを上げておくことで、ゴムとガラスの間に空間ができ、張り付きを防げます。
ワイパーの損傷を防ぐ
積もった雪の重みや凍結によってワイパーゴムが損傷することがあります。
ワイパーを上げておくことでワイパーゴムへの負担を減らし、寿命を延ばせます。
除雪作業を容易にする
フロントガラスに積もった雪を掻き出す際、ワイパーが邪魔にならないようにするためです。
ワイパーが上がっているとフロントガラスの雪を掻きやすくなり、除雪作業がスムーズに進行します。
急激な温度変化による損傷を防ぐ
車が屋外で一晩中凍結した後、突然ワイパーを動かすと、ワイパーゴムやモーターにダメージを与える可能性があります。
ワイパーを上げておくと、車の暖房が効いた後にワイパーを使用するまでの時間を確保でき、損傷リスクを減らせます。
これらの理由から、雪の日にはワイパーを上げることが一般的です。
スキーリゾートなどの雪の多い地域では、これが一般的な対策となっています。
しかし、天候や車の状態によっては、逆に雪の日でもワイパーを上げない方が良いケースもありますので、その日の状況に応じた適切な判断が重要です。
注意事項もあります！
ワイパーが動くからといって、凍ったままのフロントガラスに無理矢理ワイパーを動かすのは避けましょう。
ワイパーゴムが破損する恐れがあります！
雪の日にワイパー立てない方がいいか意味ないかのまとめ
結局のところ、雪の日にワイパーを立てるか立てない方がいいか、意味ないかは、その日の天候や予想される雪の量、ワイパーの状態など、様々な要因によって変わります。
重要なのは、車の状況と天候によって、最適な判断を下すことです。
ワイパーを立てることのメリットは、フロントガラスの凍結を防ぎ、雪かきを容易にすることができることです。
しかし、重い雪や既に凍り付いてしまったワイパーの場合は、無理に立てない方が賢明です。
ワイパーを立てることによるメリットとリスクをよく考えて、最適な対応を選びましょう。
安全かつ快適な冬のドライビングのために、適切な選択をしてくださいね。
この記事が、冬のドライブをより安全で快適なものにする手助けとなれば幸いです。
安全運転を心掛け、雪の季節も楽しみましょう！