クリスマスの象徴と言えば、サンタクロース。
子どもたちが最も待ちわびる人です。
子供のころ、サンタクロースの存在を信じ、ワクワクしていたのを思い出します。
大人になるとその信念は変わりますが、サンタクロースが本当にいればどんなに素敵だろうと思います。
そんなサンタクロースを見た人は、さぞ幸せなクリスマスになったことでしょう。
サンタクロースのこと、調べてみました。
目次
サンタクロースを見たという人は、真実か幻想か?
サンタクロースの存在については、フィンランドのサンタクロース村に実際に「サンタクロース」として活動する人がいることが知られています。
ここでは、世界中から届く手紙にサンタさんが返信を送ります。
また、デンマークにあるグリーンランド国際サンタクロース協会では、公式のサンタクロースとしての活動が認められています。
しかし、多くの人が語るサンタクロースを見たという目撃談は、こうした公式の存在とは異なるものが多いです。
例えば、
- 真夜中に目を覚まし、見知らぬ男性がプレゼントを置いているのを見た
- クリスマスツリーのそばにサンタがいたけど消えた
- シャンシャンシャンとそりの音が聞こえた
- 頭をなでられた感覚があった
などの話があります。
これらの多くは、両親がサンタを演じ、子供たちにサプライズを提供するためのものです。
外国人の友人にサンタ役を頼んだり、新聞配達員がサンタの衣装でプレゼントを届けるサービスもあります。
子供たちの笑顔のため、サンタを信じる心を大切にするために、多くの親がこのような工夫をしています。
このような心遣いこそ、真のサンタクロースの精神ではないでしょうか。
日本でサンタクロースを見た人は本物のこの人を見たのかも
先ほど、グリーンランド国際サンタクロース協会に認定されると公式のサンタクロースとして活動できることに触れました。
では、日本に本物のサンタクロースはいるのでしょうか?
実は、世界中には約120名の公式サンタクロースが活動しており、その中には日本人も含まれています。
その一人、パラダイス山元さんは、1998年に教会から公式のサンタクロースとして認定され、20年以上にわたり日本で唯一の本物のサンタクロースとして活動しています。
彼は35歳で公式サンタクロースの資格を取得し、当時は史上最年少の合格者でした。
アジアでただ一人の公認サンタクロースなのです。
なので、日本で「本物のサンタクロースを見た」のなら、パラダイス山元さんだった確率が高いですね。
公式サンタクロースのクリスマス以外の活動
公式サンタクロースは、7月にデンマークのコペンハーゲンで開催される年次サンタクロース会議に出席します。
ここでは子供たちの行動評価やプレゼントに関する議論が行われます。
また、冬になると、家族とクリスマスを過ごすことができない子供たちのために、福祉施設や病院を訪れ、幸せを届けます。
クリスマスの意義やサンタクロースの役割を広める活動も行っています。
国際サンタクロース協会の理念は「すべての子供たちにサンタクロースを」。
この理念に基づき、公式サンタクロースは、特に家族と一緒にクリスマスを過ごせない子供たちのために活動を行っています。
彼らは病気や困難を抱える子供たちとの出会いも多く、子供たちの喜びを見ることで大きなやりがいを感じています。
素敵ですね♪
公認サンタクロースへの道
公認サンタクロースになるためには、サンタクロース協会が年に一度行う試験に合格する必要があります。
まずは次の基本条件を満たさなければなりません。
- 結婚して、子供がいること
- サンタクロースとしての活動経験があること
- サンタクロースに適した体型であること(衣装や装備を含め120kg以上!)
ただし、最近は女性のサンタクロースも登場し、この体型の条件は免除される場合があります。
条件を満たした場合、認定試験に挑戦できます。
サンタクロースを見ても、サンタクロースと思われないようでは意味がありません。
サンタクロースを見た人は、想像の中にある体格のいいサンタクロース像と同じでなければ偽物と思ってしまうかもしれないからです。
サンタクロースのイメージは万国共通なのですね。
さて、気になる認定試験の主要な内容は次の通りです。
体力測定
試験では、プレゼントの入った袋を担いで50メートルを走り、3メートルの煙突を登り、暖炉から入り、子供たちが用意したおやつと牛乳を完食し、元の場所に戻ることが求められます。
この2分間の障害物競争は、120kgの体型には特に困難です。
子どもたちへの愛情がないとできませんね。
面接
体力測定をクリアした候補者は面接に進みます。
面接は英語またはデンマーク語で行われ、身だしなみも重要な評価ポイントです。
この試験をパスした候補者は、古株のサンタクロースの前で宣誓書を読み上げ、「ホゥホゥホゥ」というサンタクロースの言葉を交えて宣誓しなければなりません。
公式サンタクロースの仕事は報酬がなく、お金儲けのためにはならない職業です。
まるで慈善事業のようですね。
また、常にサンタクロースの衣装を着用し、その役割に徹することが求められます。
日本の唯一の公式サンタクロースであるパラダイス山元さんも、サンタクロース会議に参加する際は自宅から飛行機までサンタクロースの衣装で移動します。
でもこの会議は7月です。
サンタクロースになりきるのはなかなか大変ですね。
サンタクロース見た人は?本当にいるの?のまとめ
この記事では、本物のサンタクロースについて様々な側面から探りました。
ここに書いたサンタクロースの話を子ども向けに書いてあるのが、
『あのねサンタの国ではね』という絵本です。
サンタさんが子どもたちから届いた手紙を嬉しそうに読むところ、サンタさんの身体測定、子供たちがいい子にしているか空から調べているところ、そしてどの子にどんなプレゼントを贈るかの大事なサンタ会議…。
1年間のサンタの様子が月別に紹介されているとてもわくわくする夢のある本です。
わが子にも、「いま、〇〇ちゃんのプレゼントを何にするか話し合ってるころだね。」と何度も読み聞かせをしました。クリスマスだけではなく、1年中楽しめる本になっています。
ぜひ読んでみてくださいね。
親が演じるサンタクロースも、本物の公式のサンタクロースも、すべては子供たちの笑顔のために活動しています。
だから「サンタクロースは本当にいるの?」と聞かれたら、自信をもって「YES」と答えましょう。
サンタクロースの存在は本物でもそうでなくても子供たちに夢と希望を与え続けます。
実際にサンタクロースを見た、とい人も嘘ではなく本当に彼らを目撃したのでしょう。
今年のクリスマスも、街中を走り回るサンタクロースの姿が見られるかもしれませんね。
そうしたらあなたもサンタクロースを見た人の仲間入りですね。