七夕の天気の過去はどうだった?雨の確率が高くて会えない年ばかりなの?

七夕の天気は雨ばかりの印象ですが、過去の天気はどうだったのでしょう?

雨の確率はどれくらいなのでしょう?100%?

七夕が雨ばかりでは織姫と彦星は会えない年ばかりじゃない!?

と思って調べてみました。

七夕の天気 過去はどうだった?

七夕の天気は梅雨時ということもあって、なかなかすっきり晴れる日がない気がしますね。

そこで、七夕の天気を過去にさかのぼって調べてみました。

昨年までの10年間を見てみると、こんな感じ⇩⇩

2013年:曇りのち雨
2014年:曇りのち雨
2015年:曇り
2016年:晴のち曇り
2017年:晴のち快晴
2018年:雨のち曇り
2019年:雨
2020年:曇りのち雨
2021年:曇りのち雨
2022年:曇りのち雨

ん-、やはりどんより感が強いですね。

2017年は記憶に残っています!

珍しく快晴で、今日は七夕さまには最高の日だな、と思ったので^^

七夕の天気は過去を見てもやっぱり晴れの日が少なかったですね。

 

七夕の雨の確率はどれくらい?


どんよりした天気が多い七夕ですが、 実際、雨の確率はどれくらいなのでしょうか?

それは…

約70%!

数字だけ見たら高い確率ですが、七夕にしては思ったより雨の確率は低いと思いませんか?

ほぼ毎年雨のような気がしていたので90%くらいかと予想していました。

曇り空の印象が雨を連想させるからなのでしょうか。

それでもやはり梅雨時なので雨の確率が高めなのですね。

 

七夕が雨だと会えない織姫と彦星の話

七夕の当日の天気ばかりに注目していますが、前日の天気にも意味があるらしいですよ。

七夕の前日に降る雨は洗車雨といって、彦星が織姫に会いに行くために牛車を洗っているのだそうです。

デート前に洗車なんて、今も昔も変わりませんね。

ところが七夕に雨が降ると織姫と彦星は会えないのです。

七夕当日に振る雨は催涙雨(さいるいう)ともいいます。

これは、織姫と彦星が会えないさみしさで流す涙として、七夕に降る雨を催涙雨と呼ぶようになったようです。

 

七夕の由来をわかりやすく言うと…

七夕の由来をわかりやすく記しますね。

一般的に知られている七夕のお語は、織姫と彦星の物語です。

この物語は元々は中国の神話からきたもので、織姫はこと座のベガ、彦星の牽牛はわし座のアルタイルとして伝わっています。

七夕の夜には2人の間に流れる天の川にカササギが橋を架けて2人を会わせてくれるのです。

物語のあらすじは、

元々は勤勉だった2人ですが、結婚すると2人でいることが楽しくて全く仕事をしなくなってしまいました。

そんな2人に怒った天帝が、天の川によって二人を離れ離れにしたのです。

仕事に真面目に励むことを条件に、1年に1度だけ2人が天の川を渡ることを許しました。

織姫と彦星が1年に1度だけ会うことを許された日が七夕です。

この七夕の日に雨が降ると、天の川の水かさが増して2人は会えないのです。

 

七夕はなぜ 7月7日?

七夕はなぜ7月7日なのでしょう?

いろんな説があるのですが、ここでは2つ紹介しますね。

①中国から伝わった行事に「乞巧奠(きっこうてん)」というものがあり、これが日本へ伝わったのは西暦691年7月7日のこと、と日本書紀に記されている
この「乞巧奠(きっこうてん)」は、技芸(裁縫・和歌など)の上達を願って和歌を詠んだ短冊などを捧げる行事で、この行事が日本に伝わった7月7日を七夕とした

②織姫はこと座のベガ、彦星の牽牛はわし座のアルタイルにあたり、これらの星がいちばんよく見えるのが7月7日ごろだということからこの日を七夕とした

どれが本当なのでしょう?

 

七夕飾りの短冊や天の川の意味は?

五色の短冊

七夕飾りに使われる五色の短冊は中国から入ってきたものです。

織物の上手な織姫のように「○○が上達しますように」と、お願い事をしたことが始まりだと言われています。

短冊に使われる五色にはそれぞれ意味があります。

色別に表現しているものを見てみましょう。

  • 青  …自然「木」
  • 赤  …炎 「火」
  • 黄  …大地「土」
  • 白  …大地の中の金属「金」
  • 黒(紫)…命の育み「水」

初めは五色の糸を飾っていたそうですが、江戸時代に入ってからは五色の短冊が使われるようになりました。

この五色は、古代中国の陰陽五行説に基づいた色です。

この五色を短冊や吹き流しに使うことで魔除けの意味を持たせていたそうです。

わたしも調べるまでは、七夕は子供が中心の行事だから折り紙を使ってカラフルにしているだけなのだと思っていました。

こんな深い意味があるとは全く知りませんでした。

ちなみに笹に短冊をつける風習は中国にはなく、日本だけなのだそうですよ。

 

天の川

天の川は織姫と彦星の間を流れる2人にとっては美しくも恨めしい川です。

年に1度、七夕の7月7日にカササギが天の川に橋を架けてくれることで会うことができます。

ところが七夕に雨が降ると天の川の水かさが増して2人は会うことができません。

きっと2人は毎日天の川をみつめて対岸の相手のことを思っているのでしょうね。

七夕と天の川は切っても切れない深い関係なのですね。

また七夕にそうめんを食べる風習がありますが、このそうめんの意味は織姫の紡ぐ糸とも、天の川とも言われています。

 

まとめ

七夕の天気は雨ばかりの印象ですが、過去の天気は雨ばかりではありませんでした。

雨の確率は70%でした。

七夕が雨だと織姫と彦星は会えないというけれど、思ったよりは会えているのだな、とほっとしましたね。

伝説とはいえ、七夕の天気は気になります。

今年はどんな天気なのでしょうね。

「7月7日晴れ」

そんな天気予報が聞きたいです。