日本では「スパッツ」と言えば、海外で言う「レギンス」とほぼ同じアイテムを指します。
もともと「スパッツ」とは、膝上から足首までのさまざまな長さのものが含まれていましたが、レギンスという言葉が日本に入ってくると、スタイルに変化が生じました。
2006年頃、日本のファッション業界はアウターとしてのスパッツを推進するために「レギンス」という新しい用語を導入しました。
これにより、「スパッツ」は短い丈やスポーツ用、下着としての用途が一般的になり、一方で「レギンス」は足首までの長さで、よりファッショナブルにアウターとして着用されるようになりました。
スパッツとレギンスはどちらもタイツの一種ですが、一般的に「タイツ」と言うと、腰からつま先までを覆うアイテムを指します。
さらに、トレンカ(トレンカレギンスとも呼ばれます)はレギンスの一種で、タイツに似ていますが、土踏まずが開いており、つま先とかかとが露出しています。
元々「スパッツ」とは、足を保護するためのゲートル(脚絆)のことを指しましたが、日本では伸縮性のある素材で足首までのアイテムとして定着しました。
また、レギンスも西洋のゲートルが原型で、乳幼児用のフィットするズボンから派生して女性用ファッションに取り入れられるようになりました。