ブラック校則はなぜ なくならないのでしょうか。
えー?!と思うブラック校則がたくさんありますよね。
例を挙げるために調べてみると出るわ出るわ。。。
靴下の長さ、なんてかわいいものです。
そこでこの記事では、
- ブラック校則とは
- ブラック校則がなぜなくならないのか
- どんなブラック校則があるのか
例を挙げて検証していきたいと思います。
ブラック校則の廃止が全国に広がることを願って。
それではいってみましょう!
ブラック校則とは
2017年にこんなニュースがありました。
女子のポニーテールは禁止にする。理由は「うなじが男子の欲情を煽(あお)る可能性があるため」-。某中学校の校則に新たに「ポニーテール禁止令」が追加されたというツイッターのつぶやきがネット上で大きな騒動となっている。
引用:Yahooニュース
はい??
どう考えてもおかしいですよね。
でも一体、ブラック 校則とはなんなのでしょう。
ブラック校則を一言でいうならば、「校則」ならぬ「拘束」ですね。
生徒の服装・行動・意思などを必要以上に規制し、監視するのがブラック校則と呼ばれています。
あまりに社会生活の常識からかけ離れているブラック校則は、生徒の個性をつぶし、パワハラやモラハラに該当することさえもあるといいます。
教師と生徒という特殊な社会生活を送る学校内の特殊な規則が、ブラック校則になっている場合が多いように思います。
限られたメンバーの閉ざされた社会の中で、皆を同じ枠に押し込め、反抗は許さない、といった風潮が見られます。
それでも2017年頃から、少しずつ変化が見られ始めました。
ブラック校則廃止や見直しを行う動きが全国で見られるようになってきたからです。
おかしいと思いながら、声を上げるのさえ許されなかったこれまでの状況から考えると大きな進歩です。
それでもまだまだブラック校則は存在しています。
どんな例があるのか、実際のブラック校則を調べてみました。⇩⇩⇩
ブラック 校則の例
では、ブラック校則の例をいくつか紹介します。
昔からよくある例では、女子はスカート、冬のタイツは禁止でもストッキングは可、とか、どんなに寒くても〇月までは夏服、とか。
体温調節くらい自分でしたいですよね。
そういう判断を自分でつけさせることも大事だと思います。
わたしが中学生の頃は、男子は丸刈り、女子の前髪は眉毛についてはいけない、修学旅行の下着は白、などおかしな校則がありました。
当時はそれがブラック校則だとは思っていませんでしたし、親たちも今ほど子供に干渉してこなかったので、学校の先生の言うことがすべて正しい、といった感じで疑いもせず従っていました。
他にもこんなにブラック校則の例がみつかりました。
ここでは、一般社会で生活する立場から見て、明らかにおかしい校則、学校独自のルールなどをブラック校則とすることにします。
- くせ毛の人は親のサインが必要
- ジャージでの登校禁止、下校は可
- ピアスは可だけど茶髪は禁止
- 赤ペンはノックタイプはダメ
- 重ね着禁止(寒い日は制服の中にもう1枚着たかった)
- 皮靴のメーカー指定
- 給食の配膳時間をクラスごとに競わせる
- 給食時間内に食べられなかったら廊下に机を運んで食べる
- 部活動の強制入部
- 部活動を途中退部するときの難しさ
- 修学旅行の持ち物チェック(下着の枚数まで!)
- 髪型の指定
- 靴下の生地
- 高校生らしい○○という表現
などなど。
ブラック校則、とまではなっていなくても、学校独自、もしくは生徒指導部の先生(ほとんどが体育教師)の基準で決められたルールをあたかも社会の常識のように押し付けられている例が多いですね。
こんな本もあります。
様々な校則の中でひどいものを取り上げた本なのですが、では何のために校則があり本来はどうあるべきか、理不尽な校則に対して保護者はどうあるべきかなどを真剣に考えるきっかけとなる本です。
でもブラック校則はなぜなくならないのでしょう?
考えてみました。
ブラック校則がなぜなくならないのか検証!
いろいろな学校で問題になっているのにブラック校則がなぜなくならないのか、以下の理由が考えられます。
- 学校側からすると、校則を変えたことで気が緩み、学校が荒れるのではないか、という心配
- きまりだから、となあなあにしてしまっている
- 議論の時間が取れないためわかっていても校則の見直しに踏み切れない
- 校則を変えるには労力がいるので自分の時代には避けたい
- 保守的で頭が固い
- 閉ざされた社会の中にいるので、学校の常識が社会の常識だと思い込んでいる
- いばりたい
- ブラック校則をブラックだと思っていない
毒舌で申し訳ありません。
すべての教師がそうだとは思いませんが、学校ってやっぱり民間の会社に通う社会人から見ると特殊な社会なんですよね。
先生のその日の機嫌で授業が楽しいものになる時も、厳しいものにもなる時も多々ありましたし。。。
それでもだんだんとブラック校則の廃止や見直しの動きが全国的に増えてきています。
生徒会役員、保護者、教員らで「校則を考える会」を実施して校則を見直したり、時代にそぐわない古い校則は廃止したりする動きが見られます。
校則というルールが何十年も変わっていないことが大きな問題ですよね。
誰も変えたことがないから、誰がどのようにして変えていったらいいのかがわからないのも問題です。
はじめてのことはパワーがいりますものね。
そういった理由が、ブラック校則がなぜなくならないのか、見直されないのか、の答えになると思います。
柔道のルールだって、バレーボールのルールだって変わったんだから、校則も時代に合わせて誰かが勇気を出して声をあげ、変えていくことが必要ですね。
できることなら生徒からではなく、教師側から声をあげてほしいです。
生徒は内申のことなども気にして言い出せないと思うからです。
どの学校でも数年に一度の「校則見直し会議」が定例化するといいのにな、と思います。