「オンカード方針に基づく取引制限変更のお知らせ」というメールが届きました。
オンカード?
イオンじゃなくて、オンカード?!
不信に思ってよく読んでみました。
このリンクを受け取って、それは大変と、慌ててURLをクリックしてはいけませんよ!
詐欺です!!
乗っ取りの危険があります!
本文で、
- 「オンカード方針に基づく取引制限変更のお知らせ」のメールを受け取ったらどうするか
- リンクを開けてしまったり個人情報を入力してしまった場合はどうするか
についてもお話ししますね。
目次
「オンカード方針に基づく取引制限変更のお知らせ」の内容
「オンカード方針に基づく取引制限変更のお知らせ」メールには、「転載禁止」の文字がありましたので、内容の概要を箇条書きでお知らせしますね。
「オンカード方針に基づく取引制限変更のお知らせ」メールの概要
- イオンカードの不正利用の可能性がある一時的に利用制限をかけた解除には、記載のリンクから二段階認証手続きをする→URLをクリックするよう誘導
- 何か疑問点やご不明点があればイオンカードコールセンターに問い合わせて
- 定期的にセキュリティ情報を確認して異なる端末やブラウザを使用する場合は、追加の認証が必要になることがあるための注意喚起
- カードの不正利用や詐欺などの被害にあわないための注意(「本人認証サービスや無料セキュリティソフトなど安心・安全な機能のご利用」「カード番号等のお取扱いの注意点のご確認」)→URL
- イオンマークのカードを保有していなくて、当メールに心当たりのない場合は、その旨を書き添えて記載のアドレスまで送って→URL
このように随所でURLをクリックするよう誘導されます。
そして、丁寧に、「本サービスは大切なお知らせのため、メール配信の許諾をいただいていない方にも配信しております。」と断り書きがあり、最後には「://…/」と、送信元のURLにの文字が入っているので、本物かな、と勘違いしてしまいそうです。
「オンカード方針に基づく取引制限変更のお知らせ」メールは詐欺!
では、なぜ「オンカード方針に基づく取引制限変更のお知らせ」メールが詐欺だと言えるのかをお話しします。
イオンの公式サイトを見てみました。
はっきりとこんな記載がありました。
イオン銀行からお客さまに対し、SMS(ショートメール)やメール・LINE等で、銀行口座のご利用停止等異常な取引・ご利用の確認に関するお知らせ等を送信することはございません。必ず電話や文書で連絡いたします。
引用元:イオン公式サイト
もうこれだけで、「オンカード方針に基づく取引制限変更のお知らせ」メールが詐欺だとわかりますね。
「イオンカードの不正利用の可能性がある一時的に利用制限をかけました」という一行目からアウトです。
この手の詐欺メールに共通して言えることなのですが、こんな重要な内容を、宛名なしで送ってくることはあり得ません。
ユーザー情報は登録しているはずなのに、個人名の宛名がないなんて、それだけで怪しいですよね。
今回の「イオンカードの不正利用の可能性がある一時的に利用制限をかけました」メールの場合は、まずタイトルが「オンカード」…。
文中では「イオンカード」。
怪しすぎますね。
登録していないメールアドレスに送られてくることも多いです。
興味本位にクリックしないよう、お気を付けください。
「イオンカードの不正利用の可能性がある一時的に利用制限をかけました」メールを受け取った、リンクを開いてしまったら?
詐欺メールを受け取ったら
まず、「イオンカードの不正利用の可能性がある一時的に利用制限をかけました」というメールや同等の詐欺メールを受け取ったらどうするか、ですが、
理想は、開封しない。
でも開いてしまいますよね。
まだ大丈夫です。
でも、
URLをクリックしたり、配信元への返信、問い合わせは絶対にしないようにしましょう。
また、メールは速やかに削除するのが賢明です。
URL をクリックしてしまったら
もし、うっかり記載のURLをクリックしてリンク先のサイトを開いてしまった場合、そこまでならまだ大丈夫かもしれません。
でも、添付ファイルにパスワード等を入力してしまった、キャッシュカードの裏面にある確認番号表の画像データを貼り付けてしまった、または、個人情報を入力してしまった場合には速やかな対処が必要になります。
個人情報を入力してしまうと情報が抜き取られて乗っ取られてしまう可能性があるので絶対にしないようにしてくださいね。
フィッシング詐欺の被害にあってしまう可能性があります。
やってしまった!
という場合は
- すぐにサイトを閉じて閲覧履歴やcookieを削除
- クレジットカード会社、銀行、ポイントの発行元など考えられる場所へ連絡
場合によっては
- サイバー犯罪相談窓口や警察への相談
- 入力したクレカ情報と同じIDやパスワードを使っているクレカの情報変更、不安な場合はそのクレカ会社にも連絡
も必要のようです。
カード会社によって規約は異なりますが、不正にカードが利用されてしまった場合の補償制度が定められている場合もあります。
そのままにしておくのは危険ですよ!
しかるべき相談機関に相談するなど、速やかに対処しましょう!
もっと詳しく知りたい場合は、イオン公式サイトで確認してくださいね。
「イオンカードの不正利用の可能性がある一時的に利用制限をかけました」は詐欺メール:まとめ
詐欺メールは日々巧みになっていて、つい本物かと思って不審なサイトへアクセスしてしまいそうになります。
全く覚えのない取引先からのメールなら、「詐欺か」と察しがつくのですが、自分が日ごろよく利用しているサービスからのメールだと思い込んでしまうと、おそろしい罠に引っかかってしまいそうになります。
今後サービスが停止されては大変と、あせってリンクをクリックし、個人情報を渡してしまうなんてこともあり得ます。
本物か偽物か迷う場合は、利用しているサービスの公式サイトに正規の画面から入り、自分あてのメッセージがないか確認してみましょう。
それが一番正確なのではないかと思います。
お互い気を付けましょうね。