年賀状をもう送らないで欲しい、年賀状だけの付き合いはもういらないと思うことはありませんか。
年末が近づくと、「年賀状の準備をしないと」と感じることがありますよね。
私も何となく毎年の行事として年賀状を準備しています。
しかし、昨年送った年賀状を見直してみると、何人かの友人には「これ以上送らなくても良いかな」と思うことも。
特に、こちらからは送っていないのに、相手から毎年届く年賀状には、申し訳ない気持ちが湧きます。
また、日常的に連絡を取っている親しい友人にとっては、改めて年賀状で近況を報告する必要があるのか、疑問に思うことも。
相手との関係性にかかわらず、年賀状を断るときは礼儀正しく行いたいものです。
そこで、年賀状をもう送らないで欲しい友人に対して不快な思いをさせることなく、年賀状をやめたい旨を友人へ伝える文例も紹介します。
目次
年賀状をやめたい友人への文例
年賀状の送付をやめたいとき、大切なのは友人を不快にさせずに気持ちを伝えることです。
しかし、友人との関係性は様々で、一概にどのように伝えるべきかは難しい問題です。
以下では、さまざまな関係性の友人に対して、年賀状の送付をやめたい旨を伝えるための文例をいくつか紹介します。
親しい友人宛の文例①
「毎年の年賀状、本当にありがとう!
実は今年から年賀状の送付を辞めようと思ってるんだ。
これからはSNSで新年の挨拶をしようと思ってるので、よろしくね!」
親しい友人宛の文例②
「いつも連絡を取り合っている君には、年賀状の代わりにSNSで新年の挨拶をすることにしたよ。
これからも変わらず仲良くしてね!
SNSでの挨拶も待ってるよ!」
疎遠な友人宛の文例①
「この度、年賀状での挨拶を控えることにしました。
今後はメールなどでのご挨拶をさせていただければと思います。
これからも変わらぬ関係を望んでいます。」
疎遠な友人宛の文例②
「今回をもって年賀状のやり取りを終了させていただくことにしました。
これまでのやり取りに感謝します。
ご健康を心よりお祈り申し上げます。」
このように、親しい友人にはフランクな表現で、疎遠な友人にはやや公式な文体で伝えることが適切です。
また、メールアドレスやSNSアカウントを記載することで、引き続きのコミュニケーションを促しましょう。
そして、これまでの年賀状でのやり取りに対する感謝の気持ちを添えることが重要です。
また、明確な理由がある場合(例えば多忙や健康上の理由)は、その旨を伝えることも考慮しましょう。
「年賀状を出さない=非常識」は過去のもの?適切な相手選びのポイント
SNSの普及と若者の年賀状離れが進む中、年賀状の販売枚数は減少傾向にあります。
この時代の変化を受け、「年賀状を出さない=非常識」という考え方は必ずしも当てはまらなくなっています。
年賀状を出さなくても良い相手として考えられるのは以下のような人々です。
- SNSで頻繁に近況報告を交換する親しい友人
- 疎遠になり、形式的な義理年賀だけのやり取りをしている友人
- 相手から年賀状が来ないが、習慣で送っている友人
逆に、年賀状を続けた方が良い相手は次のようになります。
- 学生時代や職場でお世話になった恩人や知人
- 仕事上の取引先で、年賀状を出さないと不都合が生じる可能性がある場合
- SNSでの近況報告が難しいご高齢の親戚
年賀状を送る相手を決める際の基準としては、近況報告を喜ぶか、久しぶりに会いたくなるかどうかを考慮すると良いでしょう。
年賀状をもらったのに出さない・ 返さないは非常識
年賀状に限らず、「送られたら送り返す」のが一般的なマナーなので、年賀状をもらったのに返事を出さない・返さないのは非常識だと思われます。
うっかりしていて送るのを忘れてしまったなど理由はいろいろあるとは思いますが、やはり返事をしないのは失礼にあたります。
その場合は寒中見舞いで対応したり、親しい友人ならばSNSで返信しましょう。
年賀状をもう送らないで欲しいなら、先ほど紹介した文例のように今回の年賀状で最後という内容を伝えましょう。
年賀状をもう送らないで欲しい 嫌な気持ちを与えずに伝える方法のまとめ
日本の年賀状文化は新年の挨拶を伝える美しい伝統です。
しかし、現代では年賀状を出す習慣が減っているのも事実です。
伝統を継承することは大切ですが、時代の変化に柔軟に対応することも重要です。
多くの人が新年の挨拶文に加えて、手書きのメッセージを添えています。
しかしながら、義理で送る相手には何を書くか迷うこともあり、年賀状を書く時ことが苦痛になることもあります。
お互いに心から楽しんで送り合えない場合、年賀状の本来の意義を失ってしまいます。
年賀状をもう送らないで欲しい、年賀状じまいをしたいと思う人は増加しています。
お互いにそう思っているのに惰性で続けるのには意味ないし、もらってもありがたみがありません。
今後は、どのような相手に送れば喜ばれるか、またどのような相手から受け取ると嬉しいかをよく考え、年賀状作りを行っていきましょう。