料理に欠かせないみりんは、深い味わいと旨みを引き出します。
家庭のキッチンでよく使われるこの調味料は、時に切らしてしまうことも。
そんな時、めんつゆが便利な代替品となり得ます。
この記事では、みりんの役割とめんつゆを使った代用方法を紹介します。
さらに、他の代替調味料についても解説します。
みりんの代用にはめんつゆを
万能調味料としての使用法 みりんがないとき、めんつゆが代用として役立ちます。
醤油、みりん、だし汁、砂糖、塩を混ぜ合わせためんつゆは、深みと旨みを一挙に提供します。
みりん成分も含まれているため、全体的な調味料としても使用可能です。
親子丼や肉じゃがなど、めんつゆだけで充分な場合もあります。
水で薄め、必要に応じて砂糖や醤油で調整してください。
みりんの基本
みりんは料理に旨みと深みを加える調味料です。
もち米、米こうじ、焼酎や醸造アルコールから作られ、40～60日熟成させることで甘く深い味わいが生まれます。
「本みりん」と「みりん風調味料」がありますが、一般に「みりん」とは「本みりん」を指します。
みりんは甘みや照りを加え、旨みを増す、臭みを消す、煮崩れを防ぐなどの効果があります。
めんつゆがないときのみりんの代用品に砂糖だけではダメ
みりんと同じように甘みを足すには砂糖もありますが、その甘さの質は異なります。
みりんは砂糖に比べて柔らかな甘みが特徴です。
みりん大さじ1に相当する甘さは砂糖では大さじ半分ほどです。
甘い味が好みなら砂糖だけでも代用可能ですが、みりん特有の深みを出すのは難しいでしょう。
みりんのアルコール分を考慮すると、日本酒を混ぜた砂糖が近似味になります。
めんつゆがない場合、みりんの代用として日本酒大さじ1と砂糖小さじ1を試してみてください。
みりんの代用めんつゆ以外の代替品
みりんの代用にめんつゆ以外には、はちみつや白だし、ミツカンのみりん風調味料「ほんてり」も使えます。
はちみつはトロリとした甘さが特徴で、料理に艶や照りを加えます。
はちみつを使用する際は、日本酒を加えるのが良いでしょう。
みりん大さじ1の代わりに日本酒大さじ1とはちみつ小さじ3分の2を使用します。
ただし、長時間の加熱には適していないので、料理の最後に加えることが望ましいです。
白だしは甘さが控えめなので、砂糖を足すと良いでしょう。
ほんてりは糖度が高く、料理に光沢や艶を出しやすいです。みりんの風味や深みを出すにはほんてりを使用すると効果的です。
みりん代用にめんつゆのまとめ
みりんの代用品についてご紹介しました。
みりんは甘さや艶を出すだけでなく、臭みを消すなど多様な効果を持ちます。
みりんが手元になくても、家にある他の調味料で代用して似た味わいを再現することが可能です。
いちばん手ごろなのはめんつゆです。
完全に同じ味を作るのは難しいですが、代用品を上手く活用することで、料理のバリエーションを広げることができますよ。