知床遊覧船カズワンkazu1とは?当時の観光船の料金とコースは?

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2022年4月23日知床半島の沖で観光船が沈没という衝撃的な事故がありましたが、知床遊覧船のカズワン(kazu1)とはどんな観光船だったのでしょう。

当時の料金やコースを調べてみました。

知床遊覧船の事故カズワン(KAZU1)とは?

知床遊覧船カズワンは、「知床遊覧船」が所有する船内席メインの小型の観光船でした。

KAZU1の他にKAZUⅢもありますが、このKAZU1が定員も65名と多く、小型観光船の中でも大きいほうだったそうです。

画像:公式ページより

座席はこんな感じで、水しぶきや雨に濡れたくないけど間近できれいな景色や野生動物が見たい、という方向けに人気の遊覧船です。

知床半島は、南風は山からの風があります。この風は、出し風といって波はないけど海水のしぶきがすごいのが特徴です。

この水しぶきを浴びたくない人にはカズワンはぴったりの観光船だったんですね。

また、知床半島は多様な野生動物が生息する地域としても有名です。

ヒグマの親子、トドやシャチ、クジラも見られるということです。

▼カズワンの船内

 

観光船カズワン(KAZU1)の料金とコースは?

カズワンの観光コースはどんなコースだったのでしょう。

知床遊覧船には3つの観光コースがありました。

  1. カムイワッカコース
  2. ルシャ湾コース
  3. 知床岬コース

すべてのコースの出発地はウトロ港でした。

そのウトロの港を出発し事故現場のカシュニの滝付近を通るコースは3つあるコースのうちの「知床岬コース」だけでした。

この「知床岬コース」は3つのコースのうち、乗船時間が3時間と最も長く、知床半島ウトロ側をくまなく見られるコースです。

ちなみに「知床岬コース」の料金は1人8,800円(小学生半額 幼児無料)

いちばん高いコースですが、せっかく知床半島まで来たならこ料金でも秘境コースを選ばれる方が多かったのではないでしょうか。

なんと、ワンシーズンでヒグマに出会える確率は94%!!

他のコースに比べ、オジロワシ、イルカ、クジラ類なども見やすいコースだったということです。

そして、

知床岬には船でしか行けないのをご存じですか?

道路がないんです。

なので、「知床岬コース」は知床半島の先端にまで行ける特別なコースで料金もやや高めだったのですね。

「知床岬コース」を選べば知床半島の灯台まで行けるのですから、貴重な思い出が残る素敵な旅になるはずでした。

まさにここが北海道の先端、地の果てだという実感ができる秘境&絶景が楽しめるコースだったのです。

まとめ

画像:当時の公式ぺージより

今では見られませんが、当時の公式サイトには上図のような写真とともに安全講習がきちんとされている、という記載がありました。

本当だったのかも今となっては不明です。

事件発生からこれまでのkazu1の経緯をWikipediaで見られますが、出航時の判断で明暗が分かれたのかと思うと残念です。

それでもカズワンは、これまでにもたくさんの人たちの思い出に残る楽しい知床半島の遊覧船ツアーを提供してくれていたのは確かです。

先に紹介しましたが、ぜひ体験してみたいたいへん興味深いツアーです。

せっかく貴重な思い出を作れる素敵なコースで人気の観光船だったのに多くの人を悲しませる結果になってしまい残念でなりません。