保育園では、子どもの遠足時におしぼりを持たせることが推奨されています。
湿った状態で密封するとバクテリアが繁殖しやすいため、帰宅時におしぼりから不快な臭いがすることがあります。
ウェットティッシュを使うことも考えられますが、小さな子どもには取り出しにくい上、ゴミが出るため、一部の園では使用が禁止されています。
この記事では、以下の点を解説します:
- 遠足時のおしぼりの準備とバクテリア繁殖のリスク
- 清潔で安全なおしぼりの作り方
- 臭いを防ぐための衛生的なおしぼりの持ち方
目次
遠足のおしぼりを安全に持たせる方法とバクテリアの繁殖
朝に準備したおしぼりは時間が経つとバクテリアが増え、臭いの原因になることがあります。
以下の方法で衛生的なおしぼりを用意しましょう。
- 新しいタオルの使用:一度使うとバクテリアが付着しやすくなるので、たまにしか使わない場合は新しいタオルが良いです。
- 除菌スプレーを使ったおしぼりケースの準備:ケースを清潔に保ち、安全な除菌スプレーを使うことでバクテリアの繁殖を防ぎます。
- チャック付きビニールケースの利用:毎回新しいケースを使うことで、バクテリアの付着を防ぎます。子どもでも開閉しやすいチャック付きケースがおすすめです。
- 頻繁に使う場合は複数のタオルを準備:おしぼりをよく使う場合は、複数のタオルを用意し使い分けることが大切です。
遠足用に不衛生にならないおしぼりの作り方
- 煮沸消毒:安全で効果的。飲食店や病院でも使用されています。
- レンジ消毒:タオルを水で濡らし、ラップで包んでレンジで加熱する方法。ただし、タオルの素材によってはリスクがあります。
- 漂白剤の使用:殺菌・除菌に効果的ですが、色落ちの可能性もあり注意が必要。
- アルコール除菌スプレーの使用:おしぼりに直接吹きかけて除菌する方法です。
夏の遠足にぴったりな冷たくて清潔なおしぼりの作り方
夏には、冷たく感じるおしぼりが理想的です。
以下の方法で作りましょう:
- たっぷりの水分を含ませる:水分が多いほど冷たく感じます。
- 最適な水分量:タオルの重さの約2倍。例えば、タオルが50gなら水は100gを目安にします。水をたっぷり含ませた後、軽く絞ると良いです。特に暑い日におすすめです。
冷凍おしぼりの利用
冷凍おしぼりは、殺菌効果はありませんが、保冷剤として役立ちます。
暑い日のお弁当を新鮮に保つのに適しています。
食事時にはおしぼりとして使用できますよ。
遠足に使い捨ておしぼりの使用はあり?
使い捨てのおしぼりやウェットティッシュは衛生的で便利ですが、ゴミの問題があります。
子どもが自分でゴミを持ち帰ることができれば良い選択肢ですが、小さな子どもには難しい場合もあるため、一部の保育園では不適切とされることもあります。
遠足のおしぼりの持たせ方まとめ
遠足でのおしぼりの持たせ方は一工夫必要です。
長時間持ち歩くことでバクテリアが繁殖しやすいため、煮沸消毒や漂白、アルコール除菌スプレーなどできちんと殺菌・除菌することが大切です。
また、新しいタオルの使用、おしぼりケースの除菌、ジッパー付き保存袋の使用など、様々な方法で清潔に保つ工夫をしましょう。