遠足は子どもにとって大きな楽しみの一つですが、親にとってはお弁当の準備や忘れ物チェックなど、色々と準備することが多く、忙しいイベントです。
特に、おしぼりの準備は遠足の必需品の一つ。家庭の水道水で濡らすだけで十分だと思っていませんか?
しかし、その方法だと衛生面で不安が残ります。
ウェットティッシュが便利な代替品ですが、これもまた小さな子供には使いづらいことや、環境に悪いゴミが出るため、使用が推奨されないことも。
そこで、水道水を使ったおしぼりが本当に安全か、また、他にどんな方法があるのかを探求しました。
家で簡単にできる衛生的なおしぼりの作り方もご紹介していますので、是非お試しを。
目次
遠足でのおしぼりの衛生管理について
雑菌は特定の条件下で急速に繁殖し、不快な臭いを発することがあります。
これには温度、水分、食べ残しや皮脂などが関係しています。
特に、遠足のおしぼりは密閉されて長時間湿った状態が続くため、雑菌が増えやすくなります。
この問題は単に洗うだけでは解決しません。
雑菌の増殖を防ぐには、適切な予防策を実施し、雑菌が繁殖しやすい環境を作らないことが重要です。
家で簡単にできる遠足のおしぼりの作り方
遠足用のおしぼりを家で作る方法をご紹介します。
煮沸消毒は、お子様が使用するおしぼりにも安心で効果的な方法です。
- 鍋におしぼりをすっかり覆える量の水を入れて沸騰させます。
- 水が沸騰したら、おしぼりを入れて約10分間煮続けます。
- 10分経ったら、おしぼりをトングで取り出し、たっぷりの水で手早くもみ洗いをします。
- その後、しっかりと水分を絞り出し、乾かします。
おしぼりケースも消毒できる材質なら、一緒に煮沸消毒すると良いでしょう。
ケースが汚れていると、清潔にしたおしぼりが再度汚染される恐れがあります。
また、おしぼりの素材によっては、色落ちや素材が傷む可能性があるため注意が必要です。
電子レンジを使用する方法もありますが、すべてのタオルが適しているわけではなく、化学繊維製のタオルや十分に濡れていないタオルを使用すると、発火のリスクがあるためおすすめできません。
遠足でおしぼりが臭くならないための対策
遠足の準備で気を付けたいのが、おしぼりの衛生管理です。
適切な対策を取らないと、除菌した後でも雑菌が繁殖しやすい条件が整ってしまい、おしぼりが不衛生になる可能性があります。
以下に簡単で効果的な方法をいくつか紹介します。
① 使い捨て可能なジッパー付き袋の使用
おしぼりケースは雑菌が繁殖しやすい場所の一つです。
ジッパー付きの袋を使えば、毎回新しいものに交換できるため、除菌の手間が省け、常に清潔な状態でおしぼりを持ち運ぶことができます。
100円ショップなどで手に入るキャラクター付きのかわいい袋もおすすめです。
② 抗菌性のタオルの選択
市場には抗菌効果を持つタオルが増えています。
これらはネットで簡単に購入可能で、特に忙しい朝に時間がない時に便利です。
③ 安全な除菌スプレーの使用
おしぼりは口も拭くため、直接肌に触れるものに除菌スプレーを使うことに抵抗を感じる方もいますが、赤ちゃんのおもちゃを拭くのにも使える安全なスプレーがあります。
これを使用すると、手間をかけずに簡単に除菌できます。
④ 複数のタオルを用意
一度雑菌が繁殖したタオルは完全に清潔に戻すのが困難です。
そのため、複数のおしぼりを用意し、一枚を使用したらもう一枚を除菌するなどの対策が効果的です。
まとめ
おしぼりをただ水で濡らすだけでは、雑菌が繁殖しやすい環境ができてしまいます。
食べカスや皮脂が雑菌の栄養源となるため、しっかりと除菌することが大切です。
煮沸消毒は手軽で安全な方法ですが、ジッパー付き袋、抗菌タオル、安全な除菌スプレーの利用も有効です。
これらの対策は忙しい方にも簡単に取り入れることができるので、おしぼりの衛生に不安を感じたら試してみてくださいね。