小学校の卒業式で袴を選ぶ子どもたちが目立ってきています。
袴着用に関しては、賛成派と反対派に分かれていて、「小学校の卒業式での袴はやめてほしい」という意見もあります。
この記事では「小学校の卒業式に袴着用はおかしいのか?」について解説します。
以下が主な内容です。
- 小学校の卒業式に袴着用についての考え方
- 小学校の卒業式に袴着用はおかしいと思う理由や社会的な賛否
- 小学校の卒業式で袴着用時のトラブルと対処法
- 小学校の卒業式で袴を着ることを「やめてほしい」という声
- 小学校の卒業式で袴を着ることが適切な子供の条件
詳しくは本文でお話ししますね。
目次
小学校の卒業式に袴着用についての考え方
まず、小学校の卒業式で袴着用が許可されているかどうかを確認する必要があります。
地域によって学校の規則は異なりますが、この頃では約8割の学校で袴が許可されているようです。
小学校の卒業式で袴を選択することについての考え方はさまざまです。
小学校の卒業式での袴賛成の理由
- 子供の大切な日に自分で選んだ衣装を着せるべき
- 卒業式を快適に過ごせれば良い
- ルールを守れば着用は問題なし
- 一生に一度しかない小学校の卒業式というイベント
- 可愛い時期を最高の思い出とともに写真に収めたい
小学校の卒業式での袴反対の理由
- 派手すぎるという指摘
- まだ小学生
- 袴を着た子だけが目立つ可能性
- 卒業式中のトラブルで教師の手を煩わせる可能性
私の地元ではつい最近まで成人式でさえ家庭の経済格差がわかるという理由で振袖での式典参加は禁止でした。
振袖を着たい人は家で着て、各自記念撮影などをしていました。
なので小学校の卒業式で袴だなんて、思いもよらない時代の変化を感じました。
学校が禁止していない限りは自由で、禁止されていてどうしても着たい場合は前例のようにスタジオで撮影がてら着せても良いと思います。
次に賛否の理由について詳しく説明します。
小学校の卒業式に袴着用はおかしいと思う理由や社会的な賛否
小学校の卒業式での袴着用については様々な意見や賛否があります。
賛成派と反対派に分けて見てみましょう。
小学校の卒業式での袴賛成派
- 子供や親の選択の自由
- 個人の表現の自由
- 学校が禁止していなければ不必要に制限する必要はない
- マナーを守って適切な注意を払えば問題ない
- 自己管理が可能なら可
賛成派は、学校が禁止していないことを前提に、卒業式は子供の選択を尊重すべきだと主張しています。
袴に関するルールを設けている学校も多く、説明会が開かれることもあります。
適切な髪型や装飾を選ぶことも重要です。
例えば、大きな髪飾りは避け、シンプルなものにするなど、工夫が求められます。
トイレや歩行の際の注意点を子供に教え、自分の子はトラブルに対処できるかという親の判断も必要です。
小学校の卒業式での袴反対派
- 転倒のリスク
- 派手すぎるという批判
- 袴を着た子供だけが目立つ問題
- 髪型や装飾で他の子供の視界を妨げる可能性
- 教師の負担の増加
- 費用による家庭の経済格差の顕在化
反対派は、袴の着用によるトイレや転倒のリスク、経済的な格差の露呈などを心配しています。
学校の規則や教師の意見も重要な考慮点です。
トラブルを未然に防ぐために、自己管理が重要です。
次にトラブルについて説明します。
小学校の卒業式で袴着用時のトラブルと対処法
普段着慣れない袴を着る際の様々なトラブルについて、対処法を把握しておく必要があります。
小学校の卒業式で袴着用時のトラブルと対処法は以下のようなものがあります。
トイレの難しさ
袴を着ているとトイレが大変です。
卒業式では緊張もあるため、水分摂取を控えめにすると良いでしょう。
着付け後は、一人でトイレに行けるかを確認し、練習しておきましょう。
引きずらないように、濡らさないように、着崩れしないように…。
この時点で「無理」と言われても困ります。
事前にトイレの難しさはしっかりと伝えた上で、それでも袴を選ぶのか決めておきたいですね。
裾の汚れ
袴の裾は長く、汚れやすいです。
気が付かない間に汚れていることもあります。
トイレだけでなく、や歩行時や悪天候の場合も注意が必要です。
和式用クリップや洗濯ばさみを用いて裾を持ち上げる方法がおすすめです。
着付け時に裾を適切に調整してもらうことも大切です。
着付けをしてくれた人にいいアドバイスを聞いてみてもいいですね。
着崩れ
着物の襟元がゆるんだり、袴がずり落ちることがあります。
これらの問題には、帯を調整することで対応できます。
子供が自分で対処できない場合は、親が手助けすることが重要です。
先生が手伝うこともありますが、教師も忙しく、一人の子にだけ構ってはいられません。
自分で応急処置ができるよう練習しておきましょう。
小学校の卒業式で袴を着ることを「やめてほしい」という声
小学校の卒業式で袴を着用することに対して「やめてほしい」という意見があるのは、いくつかの理由によります。
まず、袴は伝統的な日本の服装であり、通常は成人式や大学卒業式のような特別な場にのみ着用されます。
小学校の卒業式で袴を着ることについては、伝統と現代の教育環境の間で適切なバランスを見つける必要があると言われています。
次に、袴は一般的に高価で、全ての家庭が袴を購入する余裕があるわけではないため、経済的な負担が大きいという問題があります。
また、小学生はまだ成長途中であり、成人式などで着用される袴を着ることが年齢に適していないと考える人もいます。
加えて、学校行事では生徒一人ひとりの個性や文化的背景を尊重しつつも、一律の服装を求めることに対する意見が分かれます。
そして、小学校の卒業式の途中で、袴の着崩れやその他のトラブルへの対応が重要な問題となっています。
袴の着付けは複雑で、特に小学生の場合、当日のトラブルに対応するための援助が必要です。
これは保護者や教員にとって追加の負担となるため、慎重に考慮する必要があります。
これらが小学校の卒業式では袴はやめてほしいという意見です。
小学校の卒業式で袴を着ることが適切な子供の条件
小学校の卒業式で袴を着ようかと考えているならば、以下の条件を考えてみてください。
- 自己管理ができる
- トラブル発生時に慌てず騒がず自分で対処できる
- マナーを守り、目立ち過ぎないようにする
小学校の卒業式で袴を着る予定の方は、これらの点を家庭でよく話し合いましょう。
袴を選んだことで後悔しないよう、良い思い出にしましょう。
小学校の卒業式は一生に一度の大切なイベントですものね。
小学校の卒業式での袴着用についてのまとめ
今回は、小学校の卒業式での袴着用はおかしいのかについてお話ししました。
袴は本来、成人の正式な服装であり、大学の卒業式ではよく見られます。
よって袴を小学生が卒業式で着ることについては、年齢にふさわしくないと感じる人もいるかもしれません。
この頃では服装は個人の選択を表すものとして尊重され、多様性が認められています。
そのため袴を選ぶかどうかは、各家庭や子どもの意向によって決まります。
また、袴は価格が高く準備に手間がかかるため、実用性や経済的な面も考慮する必要があります。
「小学校の卒業式で袴はやめてほしい」という理由には、ほかの子供との経済的な差が浮き彫りになることもあるからでしょう。
結局、小学生が卒業式に袴を着るかどうかは、小学校側の規制の他に、文化的、個人的、実用的な様々な要素に基づく選択です。
それぞれの家族や個人にとって意味のある選択であれば、尊重されるべきだと言えます。
必要最低限のルールを守り、しっかり子供と話し合って決めましょう。