わたしは3年前、大きく家の中の物を処分して、断捨離をしました。
こういうと断捨離はただ物を捨てるだけの大掃除と勘違いされるのですが全然意味が違います。
断捨離なんてばかばかしい、もったいない、意味がない、頭おかしいと身近な人に避難されることもあるのですが、こう言われる方は恐らく断捨離の本当の意味を知らないからなのだと思います。
わたしは断捨離を知って本当に良かったと思っています。
その理由は、断捨離をしてから家の中も心も風通しがよくなり、生きることそのものがとても楽になったからです。
物を手放し物への執着から離れたことで物欲が減り、自分が本当に必要な物だけに囲まれて気持ちよく生活できています。
家にも心に素敵な効果を引き寄せられるんですよ。
すごいことです。
この記事は、断捨離をばかばかしい、頭おかしいと思ってみえる方へ断捨離の本当の意味を知っていただき、それによってもたらされる効果についても知ってもらいたくて書くことにしました。
少しでも参考になれば幸いです。
目次
断捨離の本当の意味
断捨離の本当の意味を知ってますか?
「物を捨てることでしょ?」という方、違うんですよ。
周りの人と話していても、「昨日、服を断捨離したんだー。」と、何かを思い切って捨てることを断捨離だと思っている人がたくさんいます。
でも本当はもっと深い意味があるのです。
断捨離は、仏教からきている言葉です。
- 断行(だんぎょう)
- 捨行(しゃぎょう)
- 離行(りぎょう)
という言葉からきたもので、精神を鍛えるための修行の1つと言われています。
断捨離は一単語のようですが、断・捨・離の3語が連なった造語なのです。
その断・捨・離の本当の意味は以下の通りです。
だから一般的に使われている「断捨離」という言葉は、断捨離のうちの”捨”のことですね。
不要なものが家に入り込むのをブロックする”断”と、物への執着と決別する”離”の部分が欠けています。
3つ揃ってはじめて「断捨離」と言えるんですね。
というわけで断捨離の本当の意味は、なかなか深いんですよ。
断捨離といえば やましたひでこさん。
この本を読んでわたしも断捨離を決意しました。
断捨離と掃除・整理整頓は違う
断捨離を掃除や整理整頓をすることだと思っている方も時々みえます。
床や部屋を磨いたり掃除機をかけたりする掃除、ものをきれいに並べたり収納する整理整頓、そのどちらとも断捨離は別物です。
先述の断捨離の本当の意味をもう一度
断:住まいに入ってくる不要なものを断つこと
捨:現在家の中にある不要な物を捨てること
離:”断”と”離”を繰り返して物への執着から離れること
ひとつずつ具体例を挙げてみますね。
断・・住まいに入ってくる不要なものを断つこと
- 景品などタダだからといってなんでももらわない
- 今必要なものだけを買う
- 不要ならきっぱり断る
捨・・現在家の中にある不要な物を捨てること
- 使っていないものを手放す
- 使うかもしれないものも手放す
- 過剰なものを手放す
(全部捨てなくてもリサイクルや寄付を利用すれば罪悪感も少なくすみます)
離・・”断”と”離”を繰り返して物への執着から離れること
断捨離は一回やれば終わりではありません。
日々家の中に流れ込んでくるものを断つ、生活しながら不要なものは捨てる、の繰り返しが永久に続きます。
ということで、断捨離は掃除や整理整頓とは全く別物なんですよね。
わたしも断捨離という言葉を「ものを捨てること」という意味でしか使っていなかったのでこんなに深い意味があるとは知りませんでした。
断捨離はばかばかしいのか
断捨離を「ばかばかしい」と思いますか。
わたしがやましたひでこさんの著書を何冊も読み、断捨離をはじめたことを友人に話したところ、
「断捨離なんてばかばかしいよ。服もそんなに捨てたの?もったいない」
と言われてしまいました。
彼女はいつも思ったことをズバっと言ってくる人なので気にしません。
「断捨離はばかばかしい」と感じてしまう人は、断捨離の本当の意味を知らないから仕方ないですよね。
でも断捨離したあとのスッキリ感はやった人にしか分からないです。
病みつきになるというか、ものに捉われない生活がこんなにもストレスフリーになるなんて想像がつかないから、ばかばかしいなんて言えるんだろうなぁ、と思います。
断捨離とは、ものによるストレスを軽減し、快適な生活をするための心得のようなものだと思います。
ばかばかしい、と思っている人は、生活の場がどんどん物に狭められ、占領されていくことに早く気付いてほしいです。
実はやましたひでこさんの断捨離に出会う前に、片づける、ということに目覚めさせてくれた本があります。
それは…
近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』です!
「一度片づけたら、絶対に元に戻らない
世界の片づけの常識を変えた究極のメソッド」
このキャッチフレーズに惹かれて読み始めたら、もう、物が捨てたくて捨てたくてたまらなくなってしまいました。
とても有名な本なので、読んだことがあっる方もみえるかと思いますが、やる気スイッチを押すには最高の本です!
断捨離するのは頭おかしい?
断捨離することをばかばかしいという人や頭おかしいという人は、恐らく「もったいない」という感情が先にたつのだろうな、と思います。
わたしもそうでしたから。
なんでもかんでも「もったいない」、いつか使うかもしれない、ただならもらっておこう♪
こんな人でした。
特に服。
まだ着られるのに断捨離だなんて服がもったいない、と。
でも着ない服に占領されている場所と、着ない服に置き場を与え、管理し続ける労力のほうがもったいない、と思えるようになりました。
断捨離だからと、まだ使えるものを捨てるなんて頭がおかしいという意見もありますが使えないものをいつまでも持ち続けるのもおかしいと気づきました。
断捨離で物を減らす&使い切る
断捨離でものを捨てるのにものすごく抵抗があるなら物を減らして使い切るのがいいと思います。
新品のものは人に譲ったり、リサイクルに出したり、寄付したり。
手元に残った物は厳選された物のはずなので愛着を持って使えます。
服を使い切るというのはできないですが、リサイクルには出せますよね。
引き出しを開けて引っかき回さなくても、中にあるものが一目で分かる快感はやめられませんよ。
断捨離効果がすごい!断捨離が引き寄せるものとは
わたしは断捨離で余計なものを捨ててすっきりしたい、と思っただけでしたが、断捨離をすることで自分を変えたいという人もいるようです。
断捨離効果で引き寄せられるものとはなんなのでしょう?
これはわたし自身のことなのですが家の中に空気の流れを感じるようになりました。
何と言ったらうまく伝えられるのか分かりませんが淀みがなくなったというか、とにかく空気が流れている感じです。
そうすると気持ちも穏やかにすっきりしてくるので、いい運気が流れ込んでくるような気がします。
この効果を期待して断捨離を始める方がいることを後になって知りました。
わたしはそんなことを期待して断捨離をしたわけではないのでなんだか得した気分です。
すごい効果だと思います。
断捨離効果で引き寄せられるもの、というのは具体的な「物」ではないんですね。
心に感じる穏やかさや気持ちよさなのかな、と思っています。
まとめ
わたしは3年前、大きく家の中の物を処分して、断捨離をしました。
でも断捨離はこれで終わりではありません。
毎日、家の中には何かが入り込んできますよね。
スーパーで買った食材や雑貨、ポストインされたダイレクトメールや広告と一緒に入った景品、誰かからのお土産(包装紙も)…
これらを厳選していく作業はこれから先も永遠に続いていきます。
断捨離をはじめた最初ほど大きな作業はなくなるけど、意識していないと物はどんどん増えていきます。
自分の気持ちの良い空間を守っていくのだから、断捨離は決してばかばかしいことではないのですよ。
わたしは断捨離をはじめて本当に良かったと思っています^^
物を大切にしたいのなら、余分な物は持たないほうがいいのだということに気が付きました。
一度持ってしまうと、捨てる罪悪感、管理するストレスが生まれるので、安いから、いつか使うかも、と今必要でないものを買うことをしなくなりました。
景品のタオルもきっぱり断れるようになりました。
ぜひ断捨離をばかばかしい、おかしい、意味がないと思っているあなたにも断捨離の本当の意味を知ってこの快適さを手に入れてほしいと思います♪
断:住まいに入ってくる不要なものを断つこと
捨:現在家の中にある不要な物を捨てること
離:”断”と”離”を繰り返して物への執着から離れること