ウィーン国立音楽大学といえばオーストリアのウィーンの有名な音楽大学です。
このウィーン国立音楽大学に入学するにはどれくらいのレベルが必要なのでしょうか?
また日本人にも入学資格はあるのでしょうか。
この記事では
- ウィーン国立音楽大学の概要とレベル
- 日本人の入学資格、学費
などについてリサーチしたことを紹介します。
それではいってみましょう。
ウィーン国立音楽大学の概要
ウィーン国立音楽大学は1817年に設立されたオーストリアにある音楽大学です。 数々の専攻科がありますが有名なのは指揮科。
これは世界の最高峰と言われて有名な世界的指揮者をたくさん世に送り出している名門中の名門です。
主な指揮者にはワルター、メータ、ヤンソンスなどがいます。
指揮者の勉強ってどんなことをするのでしょうね。
謎です。。。
指揮科は最も有名ですが、音楽大学なのでもちろん管楽器、ピアノ、ギターなど専攻科はたくさんあります。
その中に選択講座として今っぽいメディア音楽コンピューター音楽舞台音楽電子メディアなどの講座も設置されています。
ウィーン国立音楽大学にはたくさんの卒業生がいて有名な方もたくさんいらっしゃいますがその中でも最も古いのがアントニオ·サリエリ。 モーツァルトの時代です。 歴史が感じられますね。
ウィーン国立音楽大学のレベルは?
ウィーン国立音楽大学に入学するには当然入学試験が課せられます。
入試レベルは最高ランクで超難関と言われています。
入学試験と入学資格は以下のようになっています。
- 各専攻の実技試験
- ドイツ語の楽典
- ドイツ語の聴音
- ZD合格証明書の提出
中でも ZD合格証明書はネックになっているようでどんなに音楽能力があって優れていてもこの合格証明書が取得できないがために入学できない留学生もたくさんいるようです。
ZDというのは、ドイツ語基礎統一試験のことで、音楽とは関係なく日々のあらゆる場面において基本のドイツ語で生活できるということを証明する語学試験のひとつです。
国際ドイツ語検定の一種で文法からテーマを定めた会話ができる能力まで求められるということです。
ウィーン国立音楽大学の日本人の入学資格は?
もちろんウィーン国立音楽大学に日本人も留学生として入学資格はあります。
でも先述の ZD に合格しないと入学することはできません。
よほどドイツ語に堪能で、どんな状況をも口頭と文章で表現できる能力が必要です。
なので日本人のみならず他国の留学生にはかなりの難関だと思われます。
日本人ではピアニストの根岸 弥生さんが合格されています。
すごいですね。
それにしてもドイツ語ができないがためにせっかくの音楽の能力が発揮できないのも残念な気がします。
ドイツの方はその点他国からの留学生よりも優遇されるということなのですね。
国際語の英語ではなくドイツ語を基準にしているのがかたくなな印象です。
伝統を重んじる重さが感じられます。
ウィーン国立音楽大学の学生数と学費は?
ウイーン国立音楽大学の学生数は音楽大学としてはマンモス校にあたる約3000人が在籍しています。
本学生の数は3000人ですが留学生や聴講生などを合わせると1万人を超えるといいます。
さすがは世界的レベルのエリート養成大学ですね。
そしてウィーン国立音楽大学の学費も気になります。
ウィーン国立音楽大学は2学期制で、この学期ごとに学費が設定されています。
まずオーストリアや EU諸国の学生は363.36ユーロ、 日本円で48000円です。
アジアからの留学生は762.72ユーロ、 日本円で94000円となっています。
約2倍ですね。この点でも地元が優遇されているのが分かります。
一律にこの学費というわけではなくコースなどによっても多少ずれがあるようです。
生徒4.7人に対し教師が1人という割合で濃密な教育が行われています。
訪れてみたくなりますね。
まとめ
ウィーン国立音楽大学の概要をまとめてみました。とても伝統のある音楽大学で入学試験は世界最高レベルに難しいということで、特にドイツ語の堪能さが求められる点が特徴です。
学科で有名なのは指揮科で、世界最高峰だということです。
学生は約3000人、学費は比較的安めに設定されていますがオーストリアの学生が優遇される金額なのが気になります。伝統のある学校ほど保守的な面がみられますね。
いずれにせよウィーン国立音楽大学はとてもレベルが高いことがわかりました。
別世界の話ですが、調べてみると楽しかったです♪
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国外の大学の参考にしてくださいね。